2007-01-23

Earth Beat -introduction


 

 「汐干狩りにでも」と朝のラジヲに促され、その気になった僕は、セルを回して程近い砂浜に向かう。携帯のプレイヤーは無いが、自身が楽器なので構うまい。十年位前の流行らない歌を口ずさむと、僕は夕餉の味噌汁を連想した。風が湿り気を帯び、海岸は真近のようだ。灰色の空。
 
 「緑藻に カワズ絡みて 冬の月」

 と、詠った詩人か嘗て居たかどうかは定かではないが、海岸に近い防風林の松のやや左上に、白けた月がぽっかり浮かぶ。砂浜のある場所は、海岸沿いの公園で、その中でも随分と奥まった処だ。行く道すがらには、季節外れの炭酸水がある自動販売機、或いはノドグロを釣り上げてはしゃぐ釣り人、また或いは壊れかけのラジヲ(レディオ?)に耳をぴったりと寄せて演歌を聞き入るランニングの老人、などが居るに違いない。しかし、そんなものは居るわけも無く、僕は砂浜目指してニスが厚く塗られた木製のボード・ウォークの上を、海岸沿いに歩いた。僕の中のラジヲは、すでに洋楽のチャンネルに切り替わっている。

 
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 音、音、大地を伝う音、あれは大地そのものの響きだ。錆びた鉄の棒から、始めは高く、海を伝い、大地を通じて僕のつま先を震わすあのリズムは、大地そのもののリズムだった。それは、大地を通じて次第に世界に広がり、やがては大気圏のオゾンを突き抜けて、宇宙に至る。






Photo & Fancy: M.Y
Camera: Kyocera WX300k
Retouch software: Picasa2

2007-01-18

『Black Hole Grabs Starry Snack』



This artist's concept shows a supermassive black hole at the center of a remote galaxy digesting the remnants of a star. NASA's Galaxy Evolution Explorer had a "ringside" seat for this feeding frenzy, using its ultraviolet eyes to study the process from beginning to end.


The artist's concept chronicles the star being ripped apart and swallowed by the cosmic beast over time. First, the intact sun-like star (left) ventures too close to the black hole, and its own self-gravity is overwhelmed by the black hole's gravity. The star then stretches apart (middle yellow blob) and eventually breaks into stellar crumbs, some of which swirl into the black hole (cloudy ring at right). This doomed material heats up and radiates light, including ultraviolet light, before disappearing forever into the black hole. The Galaxy Evolution Explorer was able to watch this process unfold by observing changes in ultraviolet light.

The area around the black hole appears warped because the gravity of the black hole acts like a lens, twisting and distorting light.

Image credit: NASA/JPL-Caltech



『ブラックホール、きらびやかな軽食を捕食する』

この画家の手によるコンセプト(想像図)は、遠く離れた銀河の中心ある驚異的な広がりを持つブラックホールが星の残骸を飲み込む事を表している。 NASAGalaxy Evolution Explorerは、初めから終わりまでの過程を学ぶために紫外線を感知する「目」を使い、この「熱狂的な食い散らし」観賞する為の「リングサイド」シートを持っている。

 画家のコンセプト(想像図)は,時につれ宇宙的な野獣の手によってバラバラに切り裂かれ、飲み込まれてしまった星を記録するものだ。 まず最初に、まだ損害のない恒星(左側)が無謀にもブラックホールにかなり近付き、そして、恒星自身の重力がブラックホールの重力により圧倒される。 星は、次に、バラバラに引き伸ばされ(中央の黄色いもやもや)、遂には星屑になり、その内の幾分かはブラックホールの周りで渦を巻く(右側の雲状ののリング)。 この崩壊する物質はブラックホールの中で永遠に消滅する前に、過熱して紫外線を含む光線を放射する。Galaxy Evolution Explorerは、紫外線の変化を観測する事によって,この広がるプロセスを見る事が出来るのである。

ブラックホールの周りのエリアで歪みが現われるのは、ブラックホールの重力が光を捻じ曲げ、破壊するレンズのような役割をするからだ。


Translate: M.Y

2007-01-12

New color, 新しい色

 一人で唸っても
 リズムも色彩感覚も、堂々巡り
 赤も黄色も、俺にゃ、そんな風には考えられない
 
 別れの後には、出会いがある
 さらば、旧い青・赤・黄!
 別れがあったってことさ
 つまりは、そんな辺りだ
 
 フリューゲル・ホーンの音色も赤く滑らか
 
 何世代かの交配を繰り返した古いバラの品種は、
 ガレの硝子細工になった

 使い古した警官の制服は
 元の色すら想像つかぬ、
 群青、群青、
 また、群青
 
 出会いの後には、
 ただ、手の上に柔らかく散り、砕ける炎の破片
 さらば、エリュアール!右肩に鳩が止まる
 ご機嫌よう、エリュアール!縁側でバトンガール

2007-01-06

間奏, the intermission



波間に

漂う

巨木の瓦礫

横たわるプレートは

ただ

内海の波に揺られる

彼方走る、白い影


Among the waves,
It drifts,
Toles and pebbles of big tree.

The lying plate,
However,
is cradling in the wave on inner (and also hidden) sea.

Calm,

Running in the distance, white shadow.


Photo & Poem : M.Y
Camera : Kyocera WX300K
Retouch Software : Picasa2
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