2008-05-09

酒毒 - alcohol, the

 緑の杯、赤黒い目蓋の裏側を、震える指先で抑える。
 内臓の壁をひどく消耗した次の日の夜には、体とは裏腹に狂ったような高揚が襲い掛かり、程なくそれも収まり、何か抜けたような気分になる。抜けたあとの虚ろには、何を放り込んでも無駄なのだった。

 赤と緑と黄と黒。ついで、白。

 一瞬前の自分とは、永のお別れだ。
 
 

0 件のコメント: